アルブル製作MOVIE 【使って守ろう、大阪の森林】

大阪みどりのトラスト協会さまからご依頼いただき、
大阪の山と木材のことをもっと知ってもらうMOVIEを製作しました。

ボーイスカウト堺第4団の団員の視点でみた、山を守る人と、材料を世に送り出す人。
そしてその材料がどのように使われているのか?をごらんください。

 

森の名手名人 奥野 壽一さん

河内長野にご自身の山をもつ奥野さんは、木を植える作業から、間伐、枝打ち(節をなくすため、木に登り枝を落とす作業)などをほぼお一人で行なっています。この日も、朝早くからボーイスカウトの団員を、森の中で待っていました。いまの山のことを、若い世代に知ってもらいたい。とおっしゃっています

奥野さんは、大阪に山があるの?とよく聞かれるとおっしゃいます。都会に思われる大阪でも、山はたくさんあるんです。ボーイスカウトの団員も、集合、天候にも恵まれました。

川のせせらぎ、葉の揺れる音、大阪にもこんな場所があることに、子供たちも感動!

実際に体験!山の管理作業

大阪には、昔、木がない「はげ山」がたくさんありました。燃料や、建材として、木がどんどん使われていたころのお話です。

奥野さんが、木の育つ年数の話や、山の管理のお話を聞かせます。ちょっと、こどもたちも眠そう…….。でも重機に乗り込み、実際の作業を見せると、団員から歓声があがります!人間の何倍もある大きな木が軽々ともちあがります!

こんどは、木を倒す作業を一連で体験してみます。
木の皮は春から夏にかけての間に、はがしやすくなります。実際にこどもたちも引っ張って体験!
すると、木のつるつるの表面が出てきました!こどもたちは、なめてみたり実際に木を味わってみます。

山の木を送り出す人たちの仕事

切られた木が、材木市場に届けられます。たくさんの丸太が並びます。
所長さんは、木の値段は下げようと思えば、下げることもできる。でも林家の方が、苦労して大事に育てた木を、
安い価格で売りたくはない。と、語ります。

【ウッドベースかわちながの】で丸太がどんどん製材され、普段、建物、住空間でよく見る、
なじみのある形になっていきます。

大きな蒸し器のようなもので、木のクセを出し、また平らにする。これを繰り返し、使う際に、狂いのすくない板になっていくんですとても手間がかかる作業!

 

奥野さんは、大阪の気候で育った木は、大阪で使って欲しいとおっしゃいます。
同じ気候で育った木は、その場所で使われる方がストレスが少ない。と考えるからです。

いまの親御さんが、こどもたちに、木の良さを伝え、木を材料に選び、使い、またその裏で、
山を支える方の仕事を絶やさないように考えをもつことが、次の時代へ、自然をつなぐことになります。

緑の募金のスローガンは、植える緑化から、使う緑化へ」

みなさんもぜひ緑の募金にご協力ください。

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