トリマーの基本と使い方 2

それでは実際に仕組み(調整の仕方と)具体的にどう使うのかを見ていきましょう。
注意点や安全面に関しては、また後ほどご紹介させていただきますね。

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POINT1「トリマーのしくみ」
ベース本体に分かれる
■ベースの高さが調節できる。
=溝の「深さ」調整 (溝の幅はビットで決まる。)

 

トリマーは全てのものがベース(カバー)と本体に別れます。そのベースと本体の位置関係を調節して刃の出し具合を変えるのです。木工全般の電動工具はほぼその形なので、覚えてよくと良いと思います。刃は回転させるモーターと連携していますので、材料に当たる距離を調整して、刃の出し具合を変える構造がほとんどです。

 


POINT2「ビットの脱着のきまり」
大小のスパナで大小のボルト(チャック)を回す
抜くとき →ビットの刃の向きに コレットナットを回す。(緩めても抜けない場合 コレットナットを叩いてみる。)
■ビットは奥まで差し込まず、少し浮かせる。
締めるとき →ビットの刃の向きと反対に コレットナットを回す。

トリマービットの脱着は購入時についてくるスパナが必要になります。締める方向、緩める方向を間違えないようにしましょう。抜くとき、トリマーのビットがシャンクに食いついてしまって抜けないことがよくありますが、そのときはコレットナットをスパナなどで叩いて衝撃を与えてください。
また、ビットは奥まで入れてしまうと、ビットに負担がかかったり、異音が発生する元になるので、ほんの少しだけ浮かします。


POINT3「トリマーの使用法と注意点(面取り)」
■カバー脱着や高さ調整時必ずコンセントはOFF
■面取りビットはローラーがついているため削り過ぎの失敗がない。
■削り始めは刃を材料から離した状態で必ずスイッチを入れる。

 

トリマーでの面取りは失敗がほぼありません。ローラーがついているので、削りすぎる心配がないのです。逆にいうと、細かな段差や節でできた穴などをローラーが拾うと、そこだけ多く削り取られるので注意が必要です。ビットの組み合わせ次第でいろんな形の面が取れるのでこれもトリマーの醍醐味の一つです。

動画の内容をかいつまんで説明させていただきました。今回はトリマーの基本ということで、次は自作のストレートガイドの作り方や、あると便利なトリマー台の作り方をご説明させていただきます。今回使用した、毎日教室でもガシガシ生徒様が使っていて、何年も壊れずにいるトリマーはこちら。もっと性能の良いものもたくさんありますが、機械は消耗品、程度にお手頃な物を買うことをお勧めします!

 

 

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