いつも丁寧な作業をされるFさん。
今回もじっくりとりかかります。
完成写真がこちら!
ご自宅に置いた写真を送って頂きました。
材料はケヤキ、取手はウェンジ。
一枚の厚いケヤキをブックマッチ(※板を半分にスライスし本の見開きのように
配置すること。)の扉
扉に段をつけて意匠としています。
さぁ、あけてみましょう。
台が置かれ、中も総ケヤキです。
そして目を引くのは象嵌(ぞうがん)。
こちらもウェンジです。
模様の意味は「つながる世代」とのことで、
シンプルながら幾何学的な模様。
引出しをあけると、燭台にもなる台が出てきます。
そしてさらに引き出すと、
板がはずせ、大切なものをしまえる空間が。
みためだけでなく、使い勝手、想いなどすべて考え尽くされた設計。
ウェンジの取手。ウェンジはかなり稀有な材料で、
知り合いの材木屋さんが、
生徒さんが上手に活かしてくれるなら。
と破格で譲ってくれたものです。
これもご縁ですね。
その後、一度教室に遊びにこられたとき、
出来上がっていたパーツ、この取っ手を見てもらったとき、
いたく感動してました。
今回も素敵な作品(というにはもったいない)
おつかれさまでした!
素晴らしい作品ですね!たいへん丁寧に作られたのがよく分かります。象嵌の部分はプロ級ですね! 私も自分の入る仏壇が作りたくなりました。
田中様
コメントありがとうございます!Fさんは鉄工にも精通していて、木工ではそこまでこだわらない0コンマ何ミリまで大事に作業されてます。笑
お目をつけて頂いた通り、象嵌には試行錯誤の実験からされてました。おだやかな趣味をお持ちの先輩方は皆さんお元気で、うらやましく思います!