このイチイという木をご存じですか?
昔、貴族の持つ「笏(しゃく)」を飛騨の位山(くらいやま)にあるこの木で作り、朝廷から官位の「一位」を賜ったことからイチイ(一位)という名前になった。別名『笏(しゃく)の木』とも呼ばれるそうです。
じつはこの箸箱とお箸、「Rickyに!」とAさんがくださったのです。
まさにアルブル木工教室が「一位となるように。」という思いが込められているかどうかは別として、Aさんの作品をいただけるなんて、感激です。
お箸の方は、白樫といってとても硬い材質で出来ています。お箸なので硬いほうがいいですね。
もともと愛用していた『かんな』の土台だったそうで、まさにリメイクですね。というと教室にいた生徒のTさんが「先日かんなを2つも捨ててしもうたぁ~!」ととても残念そうでした(笑)
塗装はカシューナッツの樹液で「カシュー」、Aさんの真骨頂。何度も塗っては紙ヤスリで削られるそうです。出来上がりはツルッツルのピッカピカです!塗料の色が染みて、少し赤みがかっています。
箸箱の上の部分は少しカーブがかかっていて、何ともみやびなフォルム。
旅行用ということでお箸も箸箱もコンパクトです。使うのもったいない。家宝にします!
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