こんにちは!スタッフ辻です。先日、大阪市立東洋陶磁美術館に竹工芸展を見に行ってきました!気が遠くなるであろうような作業が織りなす珠玉の逸品がメトロポリタン・ミュージアムより勢揃い。
今回はそんな観賞報告です。
東洋陶磁美術館の展覧会情報は←こちら。
近くの国立国際美術館ではインポッシブル・アーキテクチャー展が開催されていたので、寄ってから竹工芸展へ。
(※インポッシブル・アーキテクチャーに関しては考え方や思想は面白かったのですが、あまりにマクロな視点に私には高尚すぎる内容でした….)
逆に、建築からの道具(の芸術)へマクロからミクロへの転換が不思議な感覚でした。
このポスター、電車の中吊り広告で気になった方もたくさんいらっしゃると思います。
「BAMBOO」「New York」の堂々とした文字。
レイアウトもかっこいいですね!
これだけ見ると、竹の建築や巨大オブジェの展示かと思いますが、実際は名工芸品展です
ニューヨークのコレクターであるアビー夫妻が収集した日本の竹工芸が里帰りした形になります。
わたしも籠を編んだことがあるのですが、まっすぐ思い通りの形に編むのももちろん難しく、紋様をデザインするなどもってのほか。
並んだ逸品の放つ密度の細かさ、繊細さ、「間」の配置がおりなす微妙なグラデーション、すべてが熟練の経験が生み出すデザインでした。
1つの作品を完成させるのに一体どれくらいかかるんだろう…..。
とにかく見ごたえのある作品たち。
木工は木を削ったり、木の板を組み合わせたり、木の種類が豊富である意味自由度が高く感じます。
竹工芸はもとは細い竹をくみあわせるという、ある意味自由度の低い材料から、ここまで形が表現できるのかと驚きでした。
竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション―メトロポリタン美術館所蔵
ぜひ一度足をはこんでみてください!おすすめです!
フラッシュOFFなら写真も撮影OKというのがまた嬉しい。カメラをご持参くださいね!
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