【夢宙センターしゃとる 「射的台」出張授業①】

アルブルと同じ大阪住之江にある夢宙センター スペースしゃとる
障害者の自立生活発進拠点として自分たちが本当にやりたいことを、自分たちらしくやる!をスローガンに活動されています。
木工がやりたいという木工チームの要請で今年も出張教室に行ってきました!今回は制作台1回目です!

 

設計から考える楽しみ!PC上でイメージが形になる!

今回制作するのはノックダウン(分解できる)射的台!

しゃとるでは「縁日」といって、地元のこどもからおとなまで、楽しめる場を。と、お祭りイベントを定期的に開催しています。

そのお祭りで使えるように。と射的台の設計図面をみなさんで用意されてました。高さはどれくらいがいいか、ロスの少ない材料はどうか。と。そこで2月に私が打ち合わせに行き、レクチャーさせていただいていたのですが、その打ち合わせ後に嬉しい出会いが。

日本マイクロシステムさんのcadiy-3Dというソフトを会員様から教えてもらい、なんとその日本マイクロシステムの開発者の方がたまたま教室に遊びにこられたんです!

cadiy-3D、どんなソフトかといいますと、誰でも手軽に3Dの図面が作れるソフト。驚き!

このソフトを、しゃとる木工チームにぜひ紹介したい!と講座内容を変更し、プロジェクタで講義。


材料リストから材料を置いて、

それをワンクリックで回転させ、ワンクリックでサイズを変え、並べる。

ここからは木工チームのみなさんに操作してもらいました。


初めてなのに、どんどん形が出来上がっていく。
そして驚きなのが、


木取り表まで勝手に作ってくれるんです!!!!!
さらに、参考材料費から重量まで計算してくれる!

前回の、わたし辻の「ホームセンターに売られている規格と価格」の講座はなんだったんだろう……..

と思いながら、木工チームのリッキーが30分程で制作した設計図がこちら。

できました。PC上ですが、どこからどう見ても射的台です。

しゃとるメンバーからも、すげー!歓声が!
頭ではわかっていても、伝えられないもどかしさ、木工ではよくあります。それが、みんなで共有できる喜び。
作ることはハードルが高くも、誰が見ても同じように伝えられる喜びに一同感激です。

イメージは統一できた!実際に制作開始!

図面を見ながら、墨付けをしていきます。


もと大工さんの「ぐっさん」いつもはぐいぐい前にでるのですが、今回はみんなに作業を譲って控えめ。


丸ノコは危険なのでジグソーで進めていきます。真っ直ぐ切れるよう、治具をみんなでつくり、ひとりひとり交代で形を作っていきます。

辻がジグソーの替刃を忘れ、みんなで手ノコで切らなければというアクシデントがありましたが、図面に時間を割けてよかったです。
さぁ、次回は実際に形になります。

それでは完成写真をおたのしみに!

以前のしゃとる木工チームの活動はこちら

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