ほんとうに、ほんとうに、ていねいで想いのこもった作業をされているAさん。
お人柄がいつも作品ににじみ出ています。
天板のケヤキやウェンジ(黒い部分)はご本人の持ち込みです。
はじめ見せてもらったときの、削るまえのケヤキはすごい反り、ねじれでした。
その様は『魔法のじゅうたん』のように自由自在なカタチ。
そんな木でも、Aさんの想いと技術にかかれば、鏡面のように、たいらに。
ピカピカに。
かんながけの技術も、もちろんさすがですが、
一回、ごめんなぁと、ケヤキを何枚かにカットし、ねじれを分散させます。
そしてその間にウェンジの木を挟み、あえて装飾にされていました。
見た目だけではありません。
天板のうらをのぞくと…
手のかかる『こまどめ』という技法。
(天板と脚の接合部分をとめているもの。)
天板と脚をしっかりと引っぱりあわせて固定して、
経年や季節とともに起こりうる、木の伸縮を考慮して、
すこし『あそび(クッション的なすきま)』を設けます。
市販の金具はたくさんありますが、木で、手のかかる作業を、
丁寧に、緻密にされいています。
そして、Aさんらしさが一番でているな♪とかんじる、
この脚の遊び心。カシューという漆ににた塗料の朱色で塗装されています。
いろんな家具をみてきていますが、ここまで、ほっこり、にんまりしてしまうのは、
ご本人を知っているからでしょうか?
いいえ、知らずともきっと、このテーブルから出てくるフェロモン?
なのでしょう。笑
教室外でも作業、製作をされているAさん。
行程を見る事ができないことも多いですが
出来た時には必ず持ってきてくれます!
そのお心遣い、いつもありがとうございます。
すばらしい~!
寸法以外の注文をしないで製作をお願いしたのですが、
想像以上の出来栄えに”うっとり”してしまいました。
何時もながら心のこもった作品に仕上げていただき大満足です。
大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。