みなさん、こんにちは。
アルブル木工教室の米地です。
さて、前回の京都のアンティークショップへ行ってきた話の続きです。
こちらのアンティークの家具、このちょっと変わった木目の木、これがタモの玉杢を使っているという話をしました。
こんな感じで、全面にタモの玉杢を使って作られています。
他にも玉杢を使っているのにはこんな家具もありました。
すごく和風でしょう?
そう、タモは木目がスッキリしていて主に洋風に家具に使われるのが普通なんですが、この玉杢は和風の家具に使われます。
というか、玉杢を使っている家具は和風に見えるというか。
なんでそうなるかというと、この木の木目にこだわるのは日本人だけだからじゃないでしょうか?欧米の人は木目に対して板目とか柾目とかいわないし、ましてや玉杢だけを集めて家具を作る…なんてめんどくさいことしないから、こういう玉杢ばかりのような木目にこだわった家具をみると和風にみえるのではないでしょうか?
あと、こんな家具もありました。
この家具、よ~く見ると…
ここだけ玉杢使っているんですね~!
なんか職人さんのこだわりを感じました(^^;;
この玉杢、木目がまっすぐじゃなくてくるくるっと回っている…ということはどっちから削っても逆目になる、という非常にやっかいなしろものです(^^;;
でもそのぶん仕上がるととてもいいものになるんですよね!
そんなにいいならタモの玉杢を使ってみたい気がするけど、どこで手に入るんやろ?…と思った方に朗報です。
大宝木材ではタモを丸太から製材してきた経験から玉杢の在庫もあります!
例えばこんな感じ…。
この板を仕上げて塗装すると…
こんな感じになる…というわけです。
ちょっと違った材に挑戦したい!という方、玉杢を使ってみられてはいかがでしょうか?
…どこ削っても逆目なので、個人的にはオススメしませんが…(^^;;
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