みなさん、こんにちは。
アルブル木工教室、大宝木材の米地です。
みなさん、木がどのように分類されているかご存知ですか?
分類といいましても、ヒノキはヒノキ科ヒノキ属の針葉樹、というような科学的な分類ではなくて、材木屋的なというか、流通段階での分類です。
まず針葉樹と広葉樹に分けれらますね。
この針葉樹か広葉樹かというと科学的といえば科学的ですが、流通で考えると建築材か家具材かという分類になります。針葉樹は主に建築、柱とか梁につかわれ、広葉樹は主に家具の材料として使われます。
次に産地。まずは国産材か外材か。外国産材とはあまり言わないですね、輸入材は外材と言われています。
国産材には有名なブランドがあります。木曽ヒノキとか北山杉とか聞かれたことありませんか?お酒のメーカーのCMで「吉野杉の樽酒」というのがあったので、吉野杉という言葉を耳にされたことがある方も多いかと思います。
外材にもブランドがたまにあって、ミャンマーチークみたいにミャンマーで採れたチークはものが良いと高値がついたりしていたことがあります。
外材はアメリカ材、南洋材、ヨーロッパ材が多く扱われます。もちろん、アフリカ材とかブラジル材みたいなのもあります。
その中で南洋材というのはインドネシアやマレーシアといった熱帯地域で採れる木材のことで、私たちの平林木材団地では扱う業者がとても多かった樹種です。
南洋材で代表的な木材は、なんと言ってもラワンでしょう。ラワンという木の名前は聞いたことある方が多いのではないでしょうか?
南洋材=ラワンと思っておられる方がいらっしゃるほどラワンが有名ですが、黒檀とかチークとか他にも良材はたくさんあります。
そんな中、今日はアルブル木工教室で生徒さんに使ってもらったビンタンゴールという木をご紹介します。またの名をカロフィラムといいます。
木材には呼び名が複数ある場合がたまにあります。それは輸入先の国によって呼び名が違う場合があるためです。
そのビンタンゴール、詳しくは私の後輩の村上くんの村上木材さんのサイトに詳しく書かれていますので、ご参照ください。
このビンタンゴール、南洋材はめったに扱わない大宝木材ですが、スポットで仕入れた木材でした。
それがたまたまアルブル木工教室の生徒さんのSさんから、色の濃い木材はないですか?と言われ、ビンタンゴールの在庫があったのを思い出し提案させてもらったのでした。
その製作中の作品がこちら。
椅子を作っておられるのかな?と思ったのですが、お聞きすると花台を作っておられるそうです。
オシャレな花台ですよね~。
もちろんまだ色を塗っているわけではなくて、この色は板の本来の色です。
木の雰囲気もぴったりですね。
ビンタンゴールを使った花台、完成が楽しみです。
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