栃の木3兄弟
アルブルの木工旋盤で木地をつくり、
別のうるし教室さんで塗装をされたとのこと。
感激。なんでしょう、このうるしの魅力。
木目の魅力もさることながら、それを最大限に引き立てているように思います。
この塗装は、木の器にに透けた生漆を塗っては布で拭き取る作業を繰り返す
(Hさんは9回の行程も)「拭き漆」という塗り方。
栃の木の美しいリップルマーク(砂漠の砂のような美しいさざなみ模様)が
うるしで引き立てられています。
ご存知の方も多いとおもいますが、漆は単純に見た目のうつくしさだけでなく、
中に入れるものを冷めにくくする、「用の美」も兼ねます。
昨日ある方と、生産や、ものについての話を深くしたのですが、深かった。
遠くの国の、貧しい国の製品を、積極的に使う、消費して還元する。
ことも大事だけど、だいたい無理が出てくる。
まず、日本。自分たちの身近な素材を使う事が、はじまりなのではないかと。
漆は英語で、JAPANと称されます。
面倒くさいはなしはさておき、違う形になって、教室に戻ってきてくれた事が、ほんとうに嬉しい!
食卓の上に、この器と、栃の実がいっしょに置かれてたら、素敵。
この記事へのコメントはありません。