材料選びや、加工で苦労した、Fさんの茶碗が完成。
材料はアサダとマカバ。Fさんはアサダ、奥様はマカバだそうです。
3つ並べてのショット。粋。
アサダの碗は茶褐色で、おもしろい板目の模様が出ています。
削っているうちに丸みの部分にまるで達磨のような八の字がでてきた縁起物。
アサダについてはこちら
http://www.fpri.hro.or.jp/gijutsujoho/doumoku-db/doumoku/L5アサダ/asada.htm
こちらはマカバ。アサダに比べて赤みが強く、緻密な木目が印象的です。
気品ただよう女性らしい美しさですね。
マカバについてはこちら。サクラを超えるサクラの代用材。
http://www.wood-museum.net/makaba.php
こちらもアサダです。板目の模様が濃く、力強さを感じます。
見る目によって、板目柾目、いろんな表情が味わえます。
濃い色の木の選択に大分なやみました。
こうやって並べると、それぞれ個性があっていいですね。
「奥さんは迷わずマカバの碗を選びました!」と後日Fさんから御連絡いただきました。気に入ってもらえてよかったですね。
いい仕事しましたね!どうぞ大事になさってください。
(鑑定団の中島誠之介さん風に。)
…と言っていて今、思ったのですが、
Fさん、彫刻で「銘」を彫ったらいかがですか?笑
今度またお持ち下さい。
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